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マチュピチュ観光の際、せっかくの楽しい旅先でちょっと切なくなってしまうようなエピソードがひとつありました。そのお話と合わせてマチュピチュ村のことについても少し触れてみようと思います。

マチュピチュ村のレストランで起こった出来事

マチュピチュ村(正式名称:アグアスカリエンテス)のレストランに入った時のことです。お会計の際に、20ソルの食事代に対して10ソルのローカルサービス料が上乗せされていたのです。

これが法で決められている税金なら仕方なかったのですが・・・。この10ソルは何?と聞いてみると、サービス料だけど義務ではないので払いたくなければ払わなくてもよいとのこと。

それならチップで良いんじゃないの?という感じなのですが(ちなみにこれぐらいの金額の食事なら普通は1~2ソルのチップで十分なんです)、こっそりと会計伝票に上乗せされていたことが少し違和感を感じてしまったのです。

私はいつも伝票を必ずチェックするのですぐに疑問に思ったけど、気付かずに払ってしまう人もいると思います。その上にチップまで払ってしまうことだってあるかもしれません。

結局私はチップしか払いませんでしたが、レストランを出るときは少し気まずかったです。せっかく美味しいものを食べたというのに、こんな結末になるなんて少し重たい気分になってしまいました。

あまり調査はしなかったのですが、このレストランに限らずマチュピチュ村にはチップ以外の上乗せサービス料を請求する風習のようなものがあるのかもしれません。なぜなら村を歩いている時に、飲食店の呼び込みの人たちがたまに「No Tax」みたいな言葉を発していたからです。私はもしかしたらその風習を知らなかっただけで、変な違和感を感じて想像を巡らしてしまったのかもしれません。

潤う観光収入と恵まれない現地の人たち

ここで少しマチュピチュ村のことについて書き記しておきたいと思います。話の内容は日本マチュピチュ協会の会長を務める野内セサル良郎さんによる講演会にてお聞かせいただいたものを一部まとめています。

マチュピチュ村の本来の地名は先述したように「アグアスカリエンテス」で、スペイン語で「温水」という意味です。その名の通り、アグアスカリエンテスのかつての観光源は温泉だったそうなんですね。

このマチュピチュ村を建設したのは、ペルーへ渡った日本人移民の野内与吉(ノウチヨキチ)さんというかたでした。その影響かはわからないですが、マチュピチュ村に行ってみて日本の温泉街みたく感じたかたも多いかと思います。

(マチュピチュ村の入り口)

初代マチュピチュ村の村長を務めたという野内さんがこの村を発見した当時は、マチュピチュ遺跡にはまだアルパカやリャマとともに生活していた人もいたそうです。

1926年には遺跡を保護する制定がなされ、農産物を運んだりするための列車のレール工事が終わると、マチュピチュ村の先にある農村が栄えはじめました。野菜やカカオ類などを運ぶのに行き来する人たちをはじめ、通過地点であったマチュピチュ村の温泉が体にいいと聞いてクスコからやってくる人が多かったそうです。のどかな時代だったのが伺えますね。

後にマチュピチュ遺跡は世界的に有名な観光地となってたくさんの観光客が訪れるようになりました。

その観光収入は国(文化庁)のものとなってしまうそうなので、観光客が増えてもマチュピチュ村の人たちが経済的に潤うわけではありません。実際、病気などで苦しむ恵まれない子供達がいるのも現状なんだそうです。

世界中から訪れる観光客を受け入れるために、国内・海外の企業が儲けているのに対し、村の人々の収入や生活に関しては豊かにならないまま取り残されてしまったのでしょうか。しつけや教育などがきちんと行き届いていないのもなんとなく想像がついてきます。

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上乗せサービス料を払うなら自分の意思で

だからと言ってレストランの上乗せサービス料の話と紐づけてしまうのもなんだかまた切ない話になってしまいますが、でも私たち観光客ができることってそれを情に任せて払うことではないと私は思っているんです。やはりサービスに見合った分だけのチップを払えばいいのだと思っています。

上乗せサービス料なるものを請求されても、自分の意思で払うのならば問題ないと思います。ただ、何も知らずに払ってたってことだけはやはり避けてほしいなと思い、私はこの記事を書こうと思ったのです。

なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、マチュピチュ観光に訪れる時には、少しでもこういった背景や歴史を知りながら旅を楽しむことが、日本人として現地の人たちへの理解につながるのではないかと思っています!

ちなみに先述した日本マチュピチュ協会では、現地の恵まれない子供達に学用品を寄付したり、マチュピチュ村創設に関する歴史などを世に伝える活動を行なっているようです。そういう団体があるということもたくさんの方々に知ってもらえると嬉しいなと思い、この記事に書かせていただきました。

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