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今回はペルーをはじめ、南米諸国でよく食べられているエンパナーダ(アヒデガジーナを詰め込んだペルー風!)の作り方をご紹介しようと思います。

Photo by Creative Coffee Creative Coffee on Pixabay

エンパナーダとは

エンパナーダとは、小麦粉をバターと一緒に練った生地の中に、肉などの具を詰めこんで餃子風に包み込み、オーブンで焼いたパイのようなものです。ミートパイみたいな感じもしますが、スペイン語圏の国々ではエンパナーダといわれていて、中に詰まっている具も国によって少し違うようです。

具としてアサードデレスという細かく切った牛肉(またはミンチ肉)を焼いたものを詰めるのが一般的みたいですが、ペルーではアヒデガジーナやロモサルタードなんかを詰めてしまったりと、こてこてのペルー風エンパナーダなどもあるようです。

エンパナーダの生地を作る

まずはエンパナーダの生地作りから始めます。生地は具をボウルに放り込んで練るだけなので簡単です。しかも冷凍保存ができるので、時間のある時にでも作っておけば後々楽になりますよ。

ちなみにスペイン語ではこの生地のことをマサ(masa)と言います。

エンパナーダの生地(約20個分)

  • 小麦粉 ・・・500g
  • バター ・・・250g(常温に戻して柔らかめにしておく)
  • 砂糖  ・・・50g
  • 卵   ・・・1個
  • 塩   ・・・小さじ1
  • 水   ・・・140cc

上記の材料のうち、水以外を全てボウルの中に入れます。

エンパナーダの生地1

中に入れたものを手でこねましょう。はじめはポロポロとまとまった感じになってくると思います。その状態になったら水を少しづつ入れてさらに練っていきます。

エンパナーダの生地作り方1

水を入れてからだいたい5分ぐらい練っていると全体的にまとまってくると思います。具を包む前に1時間ほど冷蔵庫で寝かせましょう。

寝かせた後に丸く型をとって具を包む作業に入りますが、使わなかった分はラップに包んで冷凍庫で保存しておきましょう。また別の日にエンパナーダを作りたくなった時は常温に解凍して使うことができます。

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アヒデガジーナと具を包む

さて、次は具を包む作業に入ります。今回使用した具の中身は

  • アヒデガジーナ
  • ゆで卵(今回はうずら玉子を使用)
  • ゆでたジャガイモ
  • ペルーオリーブパテ

の4つです。けっこう盛りだくさんです!

ちなみにこれらの詰め物のことは、スペイン語でレジェナ(rellena)と言います。

rellena(Aji de gallina)

準備しておいたアヒデガジーナ。生地に砂糖の甘味がついているので、辛さが弱めだと食べた時にほとんど辛味がなくなります。もしピリッとした辛さがほしければ、アヒデガジーナを少し辛めに作っておくと良いと思います。

アヒデガジーナの作り方はこちらを参照してください。

rellena(huevo y otras)

そしてこちらがその他の具です。ゆで卵は普通の卵を茹でたものでももちろんOKですが、その場合は小さめにカットしておくと生地に包みやすいです。ジャガイモもだいたい1㎝角にカットして電子レンジで温め、茹でたジャガイモのような状態にしておきます。右上はペルーオリーブ。

rellena(pate de oliva)

ペルーオリーブは普通、オリーブの実のように楕円のボール型をしていますが、今回はペルーに行った時に購入したパテ状になっているペルーオリーブを使用しました。これはパンに塗ったりもできるし使い道がけっこうあって、ペルーからのお土産にもおすすめです!リマで開催されているオーガニックマーケットで購入しました。

リマのオーガニックマーケット情報はこちら

日本でペルーオリーブを手に入れるには、ネットか南米食材店などがおすすめです。

南米食材店は東京の五反田にキョウダイマーケットという店舗があります。ネットでも商品を販売しています。

さて、生地を型取って具を包んでみましょう。

エンパナーダの具を包む1

まずは適量の生地を引きちぎってボールのように丸めてから、小麦粉をひいた平らな場所で薄く伸ばしていきます。そしてボールやお椀、お茶碗など何でもいいですので丸く型の取れそうなものでカットします。

丸く型どった生地の上にアヒデガジーナ、ゆで卵、ジャガイモ、オリーブを乗せます。生地は手のひらサイズですが焼き上がりはけっこう大きくなります。

手のひらサイズだと具が入りきらなくて上手く包めなくなってしまうことも…。焼き上がりがさらに大きくなってもよければ、生地をもう少し大きめにしても良いと思います。

エンパナーダの具を包む2

具を乗せたら生地を半分に折りたたみ、端を水で薄く濡らしてくっつけます。そしてくっつけた部分を掴んで軽く外側に伸ばし、それをそのまま内側に丸めこみながら最後まで繰り返していきます。

エンパナーダの具を包む3

Photo by Hans Braxmeier on Pixabay

ちょっと私がやると下手なんですが、上手くできれば実際はこんな感じに綺麗な形になると思います。

包んだエンパナーダをオーブンで焼く

オーブンで焼く前に、包み終わったエンパナーダの表面に溶いた玉子を刷毛で塗ります。そうすると仕上がりにツヤが出てより美味しそうに見えます。

エンパナーダを焼く

あとはオーブンで焼くだけですが、オーブンはあらかじめ余熱で温めておきます。エンパナーダを焼く時間は180℃で約20分。

エンパナーダの出来上がり

出来上がりです。

焦げてしまってあまりにも写真を載せるのが恥ずかしかったのですが…。今度、上手く焼けたらこっそりと写真を差し替えようと思います。

いかがでしたか。エンパナーダはパーティーやピクニックなどに手作りを持っていくとたいへん喜ばれるし、注目されること間違いなしの一品です!しかも今回ご紹介したのは、人気ペルー料理のアヒデガジーナを詰め込んだエンパナーダなので注目度も120%ですよ!

アヒデガジーナを作って余ってしまった時に、冷凍保存しておいたエンパナーダの生地を使えば時間もそんなにかからずにできてしまいます。タイミングがあればぜひチャレンジしてみてくださいね!

※食卓をラテンカラーに染めてくれそうなキッチングッズやその他ペルーで見つけた雑貨なども販売しています。よかったらショップも覗いてみてくださいね!

ぺるゴチ!TIENDA : https://perugochi.base.shop

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