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メキシコには数えきれないほどの魅惑的な町や村があります。その中のひとつに、映画『ザ・メキシカン』(2001年 ブラッド・ピット、ジュリアロバーツ出演)の舞台にもなったレアルデカトルセ(Real de Catorce)という、まるで別世界に紛れ込んでしまったかのようなちょっとミステリアスな村があります。今回はこのレアルデカトルセについて、私がメキシコ生活時代に訪れた時の旅情報とともにご紹介しようと思います。

※旅行期間は2011年3月、この記事はその当時の旅行記をリライトしたものですので、旅にかかった料金や情報はその当時のものとなります。おそらくこの当時に比べたら、だいぶ値上がりしていると思います。

レアルデカトルセに向かう途中の景色

レアルデカトルセはどこにあるの?

レアルデカトルセはメキシコのサンルイスポトシ州北部にあります。レアルデカトルセまで公共交通機関を利用して行くとなると、おそらく待ち時間などまったく想像できない乗り継ぎなどを繰り返すこととなるでしょう。自前の車やレンタカーで行くことを強くお勧めします。

私はアグアスカリエンテスから車で行ったのですが、その時のルートは以下の通りです。

【往路・サンルイスポトシ経由】

  • アグアスカリエンテス(Aguascalientes)〜サンルイスポトシ市(San Luis Potosi)国道70号線
  • サンルイスポトシ市〜マテワラ(Matehuala)高速道路57号線
  • マテワラ〜セドラル(Cedral)経由〜レアルデカトルセ(Real de Catorce)国道62号線

およそ6時間の旅で、有料道路代は300ペソ程度でした。

【復路・サカテカス経由】

  • レアルデカトルセ~サンティブルシオ(San Tiburcio)国道62号線
  • サンティブルシオ~サカテカス(Zacatecas)国道54号線
  • サカテカス~アグアスカリエンテス市(Aguascalientes)国道45号線

およそ5時間の旅で、有料高速代は30ペソ。

往復を比べてみると、復路の方が時間も短いし料金も安くて魅力的なのですが、以下のような難点があります。

  • レアルデカトルセ~サカテカス間の国道には、途中ガソリンスタンドや商店がほとんどありません。つまりトイレもほとんどないということです。あたり一面荒野が続くだけなので、気にならない人はどこでもトイレになるという見方もできますが…。
  • 道は狭く夜道も危険なので十分な注意が必要(暗くなってしまったら危険なのでお勧めできません)。

トンネルを抜けないと辿り着けない村

このトンネルを抜けるとレアルデカトルセ

レアルデカトルセに行くにはこの2.3kmに渡る一方通行のトンネルを通らないと辿り着けません。 トンネル通過料は20ペソ。

レアルデカトルセから帰り道の景色

底抜けのブルー。まるで空へ向かって旅して行くかのようです。

レアルデカトルセの景色

標高は2750メートル。メキシコ観光局が定めるPueblo Mágico(プエブロマヒコ・メキシコ魅惑の町)に認定されています。

レアルデカトルセのカラフルな街並み

カラフルな飾り付けがメキシコらしいですね。

レアルデカトルセの廃墟
レアルデカトルセはかつて鉱山として栄えていたそうですが、のちに衰退してしまい人口も激減。村は廃墟となってしまいました。当時の建物は昔のまま放置されていて、現在でも遺跡のように佇んでいます。

夕方のレアルデカトルセ

近年では欧米人観光客やアーティストの人たちに大人気な観光地となっているようですが、中にはこのミステリアスな雰囲気に惹かれて住み着いてしまう人たちも多いそうです。

そしてその移住者たちによって、村の人口が再び増加しはじめたことにより、セミゴーストタウン(pueblo semiabandonado)とも言われるようになりました。移住者たちはここでオシャレな雑貨店やカフェ、BARやレストランを経営して生計を立てているようです。

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ウイチョル民族の聖地ケマード

スペイン人の侵略から逃れ、現在もひっそりと生活を営んでいるウィチョール民族の聖地ケマード山(標高2900メートル)。ウィチョール民族は普段ハリスコ州やナヤリ州の山に居住しており、何百キロにも渡る道のりを旅してレアルデカトルセへ辿り着き、このケマードで儀式を行うそうです。

馬に乗ってケマード山へ向かう

レアルデカトルセから馬に乗ってケマード山を訪れることができます。およそ3時間で一人200ペソほど。※特別な日でない限りこのツアーではウィチョール民族には会えませんし、儀式を見ることもできません。

エネルギーセンターのサークル

儀式のおこなわれるサークル(エネルギーセンター・Centro de energia)

エネルギーセンター

この近辺は、儀式の際に使用されるペヨーテ(PEYOTE)といわれる幻覚作用のあるサボテンがある土地としても知られています。

無音の世界

車の音も聞こえない、騒音も何もない日常からかけはなれた時間。

こんな景色を馬に揺られながら眺めることができます。

こじんまりとしたデザイナーズホテル

レアルデカトルセの美しい街並み

宿泊したホテルは、シャンティニケタン(サンスクリット語なんだそうです)というデザイナーズホテル。お部屋はオリエンタルな雰囲気でまとまっています。

HOTEL SHANTINIKETAN 中庭

静かでのんびりとしているパティオ(中庭)

HOTEL SHANTINIKETAN のインテリア

予約の際は空き状況をホテルへ確認し、代金は前払い(HSBCへの振り込みのみ)。銀行へデポジットした際に受け取ったレシートをメールに添付して送り予約完了。1ベッドルームのお部屋1泊750ペソ(約60ドル程)

→現在(2019年)はホテル予約サイトにて予約可能になっているようです。

レアルデカトルセにはガソリンスタンドや銀行がありません。そしてどこのお店もほとんどクレジットカード端末機を持っていないため、クレジット、デビット共に使用できません(2011年当時の情報のため現在は不明)。

【HOTEL SHANTINIKETAN MORADA DE PAZ】

Av. Zaragoza #2 Real de Catorce, San Luis Potosí, MEXICO.
TEL : 488-112-1890

ウイチョルのビーズアクセサリー

ビーズを使ったウィチョールの手作り民芸品はとても細かくてきれいです。モチーフになっているものは植物や動物、月や神など。この幾何学的な模様からも彼ら独特の世界観を感じます。

アクセサリーの他にもカラフルな糸で編みこまれた絵など、1作品ごとに深い意味がこめられているんだそうです。

ウィチョール族のビーズアクセサリー

レアルデカトルセはなかなか簡単には行けないところにある場所。だからこそ辿り着いた時の感動もひとしおでした。スピリチュアルな雰囲気がぷんぷんと漂っていたレアルデカトルセ。メキシコ魅惑の町の一面ををここで大いに感じられることは間違いなしです!

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