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グルメな人たちからこよなく愛されているペルー料理の荒井商店。私もこれまでに何度か足を運んでいるのですが、今回は私がペルーで出会って忘れられなかった料理を日本でも食べてみたくて、なかなか注文する人もいないという珍しい料理・カラプルクラをリクエストしてみました。

荒井商店入り口

ディナーの予約はコース、リクエストも可

お店にディナー予約の電話をすると誰もがコース料理を強くおすすめされ、何かリクエストなどありますか?と聞かれていることと思います。ペルー料理を知らない人だと何をリクエストすれば良いかもわからないと思うので、おそらくお店のおまかせにする人がほとんどだと思います。

そう、こちらの荒井商店さんは料理をリクエストできるところが特徴的。ペルーへ旅行した人などが現地で食べた忘れられない料理などを頼んでみたりして、懐かしんだりするお客さんも多いのではないでしょうか。私も実はそんな1人で、こちらのお店を予約する時は、日本の他のペルー料理屋さんではなかなか食べれないものをリクエストすることが多めです。

今回は2018年のペルー滞在時に出会ったカラプルクラという料理をメインディッシュにリクエスト。あとの料理はお任せで全6品、4000円のコース(飲み物は別)となりました。

ペルー料理代表の前菜オンパレード!

course-yucafritas

一品目のつまみに出てきたのはユカという芋(キャッサバ芋)をフライにしたもの。芋そのものにはあまり味がありません。しかし表面のカリカリ感、そしてうっすらとかかっている塩だけでも手が止まらなくなるほどの美味しさ。付け合せのアヒアマリージョ(黄色唐辛子のピリ辛ソース)をつけて食べると、一気にペルーの風味がアップ!

course-ceviche

2品目にはペルー料理定番のセビチェ。お魚は真鯛でした。刺身を食べる国日本。最高の鮮魚を使い、一流シェフの腕によって作られたセビチェが絶品であることは言うまでもありません!

course-paltarellena

この日思わず感嘆の声が上がったのが、このパルタレジェナ(Palta rellena)という美しすぎるサラダでした!パルタとはペルーでいうアボガドのことで、レジェナとは詰め物のこと。つまりアボガドのサラダ詰めみたいなものです。詰め物にはポテトサラダ。3月後半、この時期にまさにふさわしい桜をイメージさせる彩りにシェフの粋な計らいをなんとなく感じました。

course-jalea

そして4品目の前菜がこちらのハレア(Jalea)という料理。魚介のフライにマリネのようなソースがかかっている料理です。タコ、イカ、鯖のフライの衣はサックサク!その上にかかっているレモン味のソースは思わずビールと合わせてさっぱり食べたくなる一品でした。

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シェフの料理人魂を感じた一品・カラプルクラ

course-carapulcra

今回私がリクエストしたカラプルクラ(Carapulcra・またはカラプルカともいう)は、昔アフリカからペルーへやって来た移民たちの間から生まれた料理で、アフロペルビアン料理といわれたりもします。

日本にあるペルー料理屋さんではあまり見かけることのない料理なので知らなかったのですが、ペルーへ行った時に滞在先の家庭で出されたカラプルクラの美味しさに感動し、一気にこの料理のファンになってしまいました。

カラプルクラは豚バラ肉(または鶏肉)と、パパセカという乾燥ジャガイモを煮込み、様々な唐辛子や香辛料、そしてアーモンドで味付けをした料理。唐辛子は辛くないものを主に使用するのでこの料理はほとんど辛くありません。

私がペルーで食べた時は、付け合せは白いご飯でした。なので今回もご飯と付け合わせて出てくるものだと思っていたらなんと!タジャリンベルデ(Tallarin verde)という、グリーン野菜のペーストを絡めたパスタが出てきたのです!

このタジャリンベルデのペーストはバジルやほうれん草などで作られていて、野菜そのものの味を生かした薄めの味でした。アーモンド風味で甘めのカラプルクラと、豚バラ肉の塩っぱさが際立つように、控えめな付け合せとしての役目を果たしている感じでした。

イタリアンとして食べるスパゲッティは少し硬さの残る茹で具合が重要だったりしますが、このスパゲティは少し柔らかめでちょっとぶよぶよした感じでした。へんに食感を気にさせないよう、あくまで主役はカラプルカであるということを考え、あえてこの茹で具合だったのでしょうか…。そんな想像を巡らせてしまいました。

カラプルクラ&パスタの味のバランスといい、スパゲティの茹で具合、このメインディッシュに限らずなんですが、今回のこのコース全体を通して荒井シェフのペルー料理人としての魂を感じることのできたディナーでした。他の料理ももっともっと食べてみたくなります。

ペルー料理のしめはモッチモチ食感デザートで

course-picarones

最後6品目のデザートはピカロネスというペルーの国民的スイーツです。小麦粉とかぼちゃを混ぜ合わせて作られているもので、食感はモッチモチ!日本人もモチモチ食感が大好きですが、ペルーでもモチモチ食感スイーツは人気のようです。トッピングのバニラアイスが溶けてしまわぬうちに…いや、それだけの理由ではない。あまりにもの美味しさに思わず無言で食べてしまう最高のしめの一品でした。

ペルーの有名シェフからの贈り物

荒井商店の店内飾り付け

店構えからしてあまりペルーを前面に押し出している感じのしない雰囲気の荒井商店さんですが、所々にやはりここはペルー料理屋さんだなと感じるような飾り付けが。

店内をふと見回すと、額にはめられたサインが飾られていました。このサインはおそらくペルーで日本料理職人として大活躍し、ペルーのグルメ界に多大な影響を与えたと言われている小西紀郎(こにしとしろう)さんのものではないかと思います。

どんなにたくさんの有名人のかたのサインよりも、この一枚のサインがどれほど誇り高いものであるかは、ペルー料理をこよなく愛するグルメな人たちにしかわからないものなのかもしれません。

シェフの料理はもちろん何を食べても美味しいですが、食べる側が奥深いペルー料理に挑戦してみることによって、荒井シェフのペルー料理人としての本領を垣間見ることができるのかなと感じるようなディナーでした。

【荒井商店・あらいしょうてん】

住所:東京都港区新橋5-32-4

電話:03-3432-0368

営業時間:〈ランチ〉11:30〜15:00 〈ディナー〉18:00〜23:00

定休日:日曜日

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