リマの繁華街にあるスルキージョ市場。その周辺にはセビチェやシーフードなどが食べれる庶民的なレストランが集まっています。市場の近くっていうだけでなんだかどこも新鮮で美味しそうな感じがしますよね。どこに入ろうか迷ってしまったり、行き当たりばったりで入るのが少し勇気いるようなら、これからご紹介するシーフードレストランYamakawa（ヤマカワ）を訪れてみてはいかが？
タクタクって何？
お店は通りに面したテラス席のある庶民的な外観。魚のマークが描かれたノボリが出ているのでシーフードレストランであるのは一目でわかるのですが、しかしノボリの写真にでている3つの料理にはどれもタクタクというものが。タクタクって名前も面白いしいったい何？っていう感じですよね。
タクタクとは豆を煮込んだものをご飯に混ぜて、フライパンで焼き目をつけたペルーの家庭でもよく食べられている料理なんです。タクタクはご飯なのでこれに何かの料理を付け合わせて出されることが多いです。
というわけで、こちらはシーフード以外にもタクタクが自慢の味の店でもあるようです。
メニューをザッとみると当たり前だけど魚介が多くて、やはりここは魚介料理レストランなんだと実感。タクタクと何かを付け合わせたメニューも充実。
ペルー料理はどこもボリューム満点です。タクタク&シーフードの組み合わさったプレートを頼むとどんなにおなかが減っていても食べ切れない予感。せっかく魚介レストランに入ったので本当はセビチェも頼みたいところだけど、なんだか無理そうなのでセビチェは断念することに。1人だと一品が限界だと思いました。
その代わりに少し軽そうな魚介の前菜、チョリトス・ア・ラ・チャラカ（Choritos a la chalaca）というものを頼んでみたんですが、こちらは本日ありませんとのこと。ガーーーン、残念！というわけで、もうお腹ペコペコだし魚介じゃなくても何でもいい！って感じになってきたので、タクタクといつもの大好きなロモサルタードがセットになったタクタク・コン・ロモサルタード（Tacu Tacu con Lomo Saltado 28ソル・約900円ぐらい）を注文しました。
驚くほどボリューミーなタクタク&ロモ！
料理が出てきたとたんにデカすぎて思わず1人苦笑。大きさを見比べられるような写真がなくてわかりづらいのですが、とにかく大きいんです。お皿そのものからずっしり。
注文する時に店員さんに「この料理多めですか？」って聞いたら「大きいですよ」と即答されていました。ペルー人男性が大きいというのだから間違いなく大きいのだろうと思って覚悟してたけど、本当にびっくりなサイズ！これでスープも付いて28ソルとはかなり安いと思います。ちなみに私はこの料理3分の1ぐらいしか食べ切れず、残りは持ち帰りにしてもらいました。
味はペルー料理お決まりの濃いめの味でしたが、ロモは醤油ベースの味付けで、タクタクに混ぜ込む豆も塩味なので、どんどんご飯がすすんでしまいます。無心に食べてしまいました。タクタクはなぜかどこのお店でもオムレツ型。白いご飯だとこんもりしてたりピラミッドみたいな三角だったりするのにタクタクはなぜかこの形。不思議。だけどなんかカワイイ。
こちらのスープはチルカノという、魚の出汁のスープです。ほっとするような素朴な味。今回は魚介料理を食べれなかったので、せめて魚の出汁スープだけでも飲めてよかったです。
私はこの時1人で行ったので、色々な料理を試すことができませんでした。シーフードを食べることができなかったのがちょっと心残りです。グループで行かれるかたはぜひシェアして色々と食べてみてください！
ちなみにお店の名前が日本ぽいのはなぜ？と思ったかたもいると思うのですが、ペルー日系のファミリーが経営しているお店のようで、おそらくヤマカワさんという名前なのだと思います。
市場周辺の人混みには気をつけて
Yamakawaのすぐ近くにあるスルキージョ市場では新鮮な魚介やお肉、フルーツなどがたくさん売られています。肉の売り方がちょっと生々しかったりして素通りしたいようなところもあるけども、見たことのないフルーツや野菜などは眺めていても楽しいし、実際に買って食べ比べてみるのも面白いですよ。
市場内にも屋台のお店が並んでいて観光客らしき人も多く見かけます。お値段も手頃そうなのでチャレンジしてみたいところですが、短い旅程だとお腹壊したときに大変な道中になってしまいそうなので、食べるときは覚悟するか十分に気を付けてくださいね！また、この周辺は結構な人混みで、所狭しと立ち並ぶ数々の屋台でゴチャゴチャしているので、スリなどにも十分に気を付けてくださいね！
場所：
営業時間：10:00〜16:30
定休日：日曜日
