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10月31日といえばハロウィンってイメージですが、ペルーではハロウィンというよりも音楽を祝う日なんだとか。日本のペルー人コミュニティでもパーティが開催されていたようなので、そのイベントに参加してみました。会場で食べたおいしい料理の紹介とともに感想を書こうと思います。

Orquesta

10月31日は何を祝う日?

ペルーでは10月31日にクリオージャ音楽の日(Dia de la canción criolla)と定められているそうです。クリオージャ音楽とは昔、ヨーロッパやアフリカからペルーへ渡ってきた人たちによって生まれた音楽で、特にリマを含む海岸地帯で発達したそうです。カホンという箱のような楽器を使って演奏されるのが特徴的で、音楽を聞いてみた感じだとゆっくりなメロディーで歌謡曲っぽい感じがしました。踊る音楽というより聴く音楽といった印象。

どこまでも南米タイム

さて、神奈川県大和市で開催されたクリオージャ音楽のお祝いパーティ。11:00〜の開催で私たちが到着したのが12:30ごろだったのですが、会場にはまだ誰もきていませんでした。

この時点で南米をぷわんと感じる。

あぁ、そうか。ここは日本だけど日本じゃない。

ここは南米なんだと感じる、私にとっては本場のようなラテンを体感できるちょっとした楽しい時間。

さて、まずは飲み物を買ってみんなで乾杯。

これはチルカノっていうペルーのカクテルで、最近ラテン系イベントなどに行くとよく見かけます。TABERNEROというピスコのメーカーが販売しているちょっとおしゃれなカクテル。チルカノとはピスコとジンジャーエールが混ざったカクテルのことで、このシリーズにはクランベリーとライム、パイナップル味の3種類があるようです。甘くて飲みやすいので女性にもおすすめ。

さっそく乾杯!料理もどれも美味しそうだったのでメニューにあったものほとんど注文しちゃいました。

メニュー

しかし待てど暮らせど料理がこないんだな、これが。

ラテンの洗礼といったところか。

結局はじめにアペタイザーとして頼んだ料理が出てきたのは2時ごろでした。それからメインが出てくるまでにさらに1時間…最後のデザートに至っては出てきたのは5時過ぎてました。

せっかくの日曜なんだし、そんなに急いで帰らずゆっくりしていきなさいってことなのかな。

さすがラテンタイム。

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食べた料理どんどん紹介します

メニューには8種類の料理があり、そのうちの7種類を頼みました。私たちは4人グループだったので、みんなでシェア♪

Papa rellena

初めに出てきたのがこれ、パパレジェナ(Papa rellena)というペルー風の巨大なコロッケ。でかい…。そしてずっしりして重い…。

中身は挽肉と茹で卵、オリーブ、レーズンなどを火に通して味付けしたものをマッシュしたジャガイモで包み込み、それに衣をつけて揚げています。

サクサクホクホクしててすごく美味しかった。中の詰め物にしっかりと味ついてるからそのままでも食べれるけど、ペルー唐辛子のソース(アヒアマリージョ)などをつけても美味しい。

ペルーだとジャガイモの種類もすごく多いので、マッシュポテトはジャガイモミックスしたりして作ったりするそうです。

本当に手のこんでいるペルー料理。

Ceviche

そして2品目はおなじみのセビチェ。私はセビチェ見ると、それだけで口の中酸っぱくなりそうなんですが、このセビチェはそんなに酸っぱくなくて食べやすかったです。

Patasca

これはパタスカ(Patasca)というスープ。豚肉と牛肉をじっくり煮込んだお出汁で、中にはペルーのジャイアントコーンやモツなどが入ってました。アツアツでトロトロしてて体が芯まで温まります。

ペルーではスープの定番メニューようなんですが、私は今回このスープを初めて知りました。初めて口にした時、

あっ、メキシコ料理のポソーレに似ている

って率直に思いました。

ポソーレもマイスというメキシコのトウモロコシやお肉、唐辛子などをじっくりと煮込んで作ります。ポソーレには唐辛子が入っているので味付けが辛かったり、唐辛子の色によってスープの色も赤だったり緑だったりするのですが、唐辛子を使わない白いポソーレもあるんです。その白いポソーレに似てるなって思ったのです。

パタスカの中にはモツが入っていたので、今思えばもつ煮込みにも似ているなといった感じ。

このパタスカとは新しい出会いでした。ぜひともペルー本場でも食べてみたい料理にリスト入りです!

Anticuchos

こちらはペルーのストリートフード代表!アンティクーチョ(Anticucho)です。もちろんレストランなどでも食べることはできますが、アンティクーチョはやはり屋台料理といったイメージです。

これは牛ハツの部分を唐辛子やハーブなどの特製ソースに漬け込んで串焼きにしたものです。上流階級の人たちが牛の高級な部分を食べてしまい、残ってしまった心臓の部分を工夫して美味しく食べれるようにしたのがペルーへ渡ってきたアフリカ系移民の人たちだったそうです。

牛の心臓と思って食べると躊躇してしまいそうですが、ペルー料理のアンティクーチョと思って食べると本当に美味しいです!ペルー風の味付けがどんな料理でも最高にしてくれています。

Pachamanca

こちらはパチャマンカ(Pachamanca)という料理。これも同じようにハーブや唐辛子などを使った特製ソースに肉や野菜を一晩漬け込んで、皮を剥かずカットもせずにゴロンとしたままの姿で鍋に入れて蒸している料理です。

この調理法は本来、アツアツに熱した石とともにトウモロコシまたはバナナの皮で蓋をして、土の中に入れてじっくりと蒸すという方法で、これもやはりアフリカ系移民たちによって伝わったものなんだそうですが、石焼きのバーベキューみたいなかなりワイルドな料理。

特製ソースで唐辛子を使っているとはいえ全然辛くなかったです。辛さの刺激が欲しい場合は別でアヒアマリージョをつけるというのがペルー流。

日本のペルーレストランでパチャマンカを出しているのは見たことがなかったので、初めて食べることができてよかった!

Arroz con pato

こちらはアロスコンパト(Arroz con pato)という料理。パトとは鴨肉のことです。もうすでにお肉やお芋祭りでお腹パンパンになってたのでご飯をちょこっと食べただけなんですが、この色のついたご飯はコリアンダーペーストと一緒に炊いているためにこのような緑色になっています。ペルー風のパエリアみたいな感じですね!

Picarones

そして最後にデザート!こちらもペルーの食べ歩きスイーツとして大人気のピカロネス(Picarones)。

このピカロネスもいろんなところで食べてますが、本当に美味しいのに当たるともう食べ出したら止まらないです。どんなにお腹いっぱいでも。

ドーナツの味もそうですが、上にかかっているシロップのようなものがまた病みつきになる美味しさ。このシロップにはイチジクを使っているのだとか。あと日本ではあまり馴染みないですが、アニスなども使ってるみたいです。ほんのり甘酸っぱい感じで大人の味って感じのする上品な味でした。

でもこれちょっとシロップ少なかったなー。もっとドボドボに浸して食べたかった…。

ちなみにドーナツは生地に茹でて柔らかくしたカボチャを混ぜ込んでいます。

あたたかい気持ちになってパワーをもらえるラテンコミュニティ

このパーティは特に進行などがあるわけでもなく、最初から最後まで食べて踊って喋って過ごすだけのものでした。

その間、2回ほど生演奏ライブもありました。伝統の音楽に合わせて思わず踊り出す人たちは年配の方達が多かったです。若い子たちはもっとレゲトンとかの方が躍りたかったんだと思います…。

Fiesta-1

生演奏以外の時間も超大音量で音楽が流れていて、みんなけっこう踊ってましたよ!クンビアやサルサ、バチャータなどもかかっていたので私も好きな曲がかかると踊っちゃいました。

やっぱりラテンのこういうところがいいですよね。好きな音楽に美味しい料理、家族や好きな仲間たちとのんびり過ごす日曜日。

この日はバースデーだった人が2人もいたようで。ケーキでお祝いっていうのもありました。知らない人のバースデーを知らない人同士でお祝いするのもこれまたラテンの集まりならではっていう感じですね。

でもこんな風に日常を過ごせたら、本当に孤独とは縁がないというか。日本だと社会人になって一人暮らしを始めたり、家庭を持ち始めたりするとお盆やお正月ぐらいしかみんなで過ごす機会ってあまりないですよね。それまでの間、例え寂しかったり孤独を感じていたりしても淡々と日常を過ごすことの方が多いと思います。でもこうやって日常的に人に囲まれて、知らない人なのに家族のように接したりして。かといってベットリした関係ではなくみんなサバサバと接している。これだけでも普段のストレスやネガティブな感情って自然と離れていって、心穏やかにまた日々を暮らせていける気がします。

こういうラテンのような暖かい感じのパーティ文化がもう少し日本にも浸透してくれたらいいのになって心から思います。

Tamales para llevar

そしてまさか持ち帰りができる料理まで用意されていたとは!それがこのタマーレス。

トウモロコシの粉で作った生地の中にお肉や野菜などを包んで、バナナの葉っぱで包んでちまき風に蒸した料理で、メキシコや中南米でよく食べられています。

私はメキシコで初めてタマーレスを食べたのですが、辛い味付けだったのか口に合わず…。それ以来タマーレスを食べることはなかったのですが、昨年ペルーでタマーレスを食べる機会があったので再び口にしてみると辛くなくて塩味でした。しかもそれって滞在先のママがスーパーの惣菜コーナーで買ってきたってやつだったのにすごく美味しくて。

それでタマーレス克服。ここでももちろん持ち帰り用に購入。

冷凍されていたので解凍してレンジでチンするだけです。やはり美味しい…。

何を食べても美味しかった今回の料理。シェフはラテン系イベントなどでもよく腕を振る舞われているマリソルさんでした。今後も時々イベントなどで料理をするとのことでしたので、またお会いできたら嬉しい!

しかしあれですね。異国で暮らす外国人コミュニティのパワーにはいつも感心してしまいます。自分もメキシコで生活していたことがあったから異国で暮らすのにどれだけパワーが必要なのかわかります。だから時々日本でもラテンコミュニティに入ったりして元気をもらって、海外にいた時のようなパワフルに生きていた時の自分を呼び戻したりしています!

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