リマのプエブロリブレ地区にある歴史のあるレストラン・ケイロロをご紹介しようと思います。
異国情緒ただようプエブロリブレの一角
リマ市プエブロリブレ地区のメイン広場であるプラサボリバル。このすぐ近くにあるタベルナ(タベルナとは居酒屋風のレストランのこと)ケイロロ(Antigua Taberna Queirolo)は、リマの中でも最も古くから営業していると言われている歴史のあるレストランです。
1880年ごろにイタリアから移住してきたケイロロ一家がリマ近郊にブドウ園を持ち、酒造を築いていったことがケイロロの始まりだそうです。140年近くもの歴史があるんですね。
その歴史にもふさわしく、プエブロリブレのこの周辺にはコロニアル調の建物が建ち並び、特に夕暮れ時などの景色は異国情緒やロマンを感じる雰囲気が漂っています。
のんびりと過ごしたくなる暖かい街灯。いつまでもここにいたい…そんな素敵な場所でした。
ケイロロはとても大きなレストランで、プエブロリブレを象徴するスポットでもあるんです。
リマには古い建物や石畳の道などが残るコロニアル風な街並みは所々にありますが、中でもこの辺りは特に落ち着いていてる感じがしました。リマにもこんなロマンチックで素敵なところがあるんだなと、リマ の知らない一面を発見したようでした。何人かのペルー人の知人にも「ケイロロへ行ってみるといいよ」って勧められていたのですが、理由がよくわかりました。
ただこの辺りにはタベルナが何軒か集まっているので「夜遅くなると酔っ払いがいたりして少し危ないから気をつけるように」と注意もされていたので気を付けましょう。
人気はピスコサワーと盛り合わせ料理
ここはピスコの美味しい名店とも言われています。
ケイロロはピスコ以外にワインも製造していて、もちろんここでも味わうことができますが、やはりまずはピスコサワーを試してもらいたい…!
ピスコサワーはライムや卵白、砂糖などを混ぜて作ったカクテルで甘くてスーッと喉をとおって飲みやすい。ここのは特にお酒が強すぎるとか甘すぎるとか偏った味もなく、いくらでもゴクゴクと飲めてしまいそうな(ちょっとキケン!)滑らかなピスコサワーでした。
せっかくペルーへ来たのだから美味しいピスコサワーを飲んでみたいという人にはぜひケイロロはおすすめです!
お酒のあてにしてはちょっとボリューミーすぎますが、ここケイロロではルレタという盛り合わせが人気メニューのひとつ。ルーレットのような円形の皿にいろいろと守られているのが特徴。種類もいろいろあって、魚介料理の盛り合わせとかチーズやハムなどのつまみ的な盛り合わせ、そしてこの写真のようにガッツリとペルー料理オンパレードのプレートなど全6種類。
こちらはお馴染みのロモサルタード 、アヒデガジーナ、セコデレス、フリホーレスが盛られたルレタの中でも贅沢品。価格73ソル(2,450円ぐらい)。
皿も巨大で男性でも1人では食べきれないほどの大きさなので、頼む時は要注意!ペルー料理は頼むといつも巨大なのでいつもビックリします!
ルレタは盛り合わせなので1人には向いていないと思いますが、他にももっと手頃な値段の一品料理もたくさんあります。コーヒーやサンドイッチのカフェメニューから、つまみにお酒の居酒屋メニューまで!
アンティークなお店に相応しく、お店のウェイターも年季を感じるベテラン風の人ばかりでした。店内は奥行きがあって広く、大衆レストランのように活気があります。
今ペルーのリマは美食の都として世界のグルメな人々たちからも注目されていますが、このようなレストランが伝統を守ってくれるからこそ、洗練された革新的なペルー料理もいっそう進化し続けていけるのだと思います。
【Antigua Taberna Queirolo】
住所:Av San Martin 1090, Pueblo Libre 15084
営業時間:月〜水 8:00〜23:00 木〜土 8:00〜24:00 日 8:00〜16:00