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最近リマではたくさんの日本料理風のお店を見かけます。それらはほとんどがニッケイ・フュージョン料理のレストランで、日本料理とは全く違ったものです。レストランも多すぎて私もまだあまり開拓しきれていないのですが、そんな中でも印象に残っている「Shizen Barra Nikkei」をご紹介しようと思います。

自然

スタッフの日本愛を感じるレストラン

お店は住宅街のようなところにあり、けっこうこじんまりとしています。ドアを開けると「いらっしゃいませ!」と日本語でお迎えしてくれます。なんだかこっちの方が少し照れくさくなっちゃいました。

このお店のInstagramを眺めていたら、スタッフの人が日本料理や日本の文化をもっと知りたいという一心で、日本まで行ったりもしている様子が伺えました。そして日本で見たこと知ったことなどをペルーの料理教室などで積極的に取り入れ、後進の指導に当たったりもしているみたいです。

日本風のテーブルセット

テーブルもこのように日本風にセットされていました。これで出される料理が日本食ではなく、あくまでペルー料理なのが面白いですね。

斬新!セビチェのマリネ汁がホットな和風スープに

メニュー

メニューはコンボというセットになったものや、アラカルトなどがあります。繁華街ミラフローレスにあるお店というのもあり、お値段も全体的に少し高めな感じです。それでも高級料理店に比べるとだいぶ庶民的な価格。面白そうなメニューがあっていろいろ悩んだ末、温かい料理のチュぺ・ラーメン(Chupe Ramen)という料理を頼んでみることにしました。お値段は28ソル(約840円)

飲み物はチチャモラーダ

飲み物はチチャモラーダを注文。グラスもヘルシードリンクみたいでオシャレな感じですね。

レチェデティグレ

頼んだラーメンのセットで、小さな陶器に盛られたスープが出てきました。これは「レチェデティグレ」という飲み物なんです。レチェデティグレとはペルー料理のセビチェというマリネサラダにかかっているレモンの絞り汁で、当たり前ですが酸っぱい味がします。これが温かいスープで和風になって出てきた斬新さには驚きました!

スープの中にはみじん切りの玉ねぎやしそ、黒ごまなどが入っていました。正直なところ、私はレチェデティグレが酸っぱくて苦手で飲めなかったんですが、この和風な味の温かいスープになると、ちょっとした前菜的な感じで美味しくいただくことができました。

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具沢山!豪華で賑やかなチュペ・ラーメン

chupe-ramen

いよいよ注文した料理チュペ・ラーメンが出てきました。見た瞬間にうわっナニこれ!って思いました。なんだかスープがドロドロのどっしりとしたラーメン。そんな感じでした。

チュペ・ラーメンを堪能中

チュペというのはチャウダースープの一種であるペルー料理です。その中に日本のラーメンが紛れ込んだまさにペルー&日本のフュージョン料理。

チュペももともとはいろんな具の入った重みのあるスープです。その中にさらにラーメンが入っているのでとにかく豪華で賑やか!そりゃもうどっしりとしますよね。炒めたプリップリの魚介がごろんごろん。茹でたじゃがいも、パリッパリ食感の揚げたじゃがいも、ゆで卵、のり…スープはほんのちょっとだけピリ辛のクリーミーな味。一つ一つ食べていくのが楽しみであり、食べても食べてもなかなか減らないボリュームも満点な料理でした。

ニッケイ・フュージョン料理というのは日本料理だと思って食べてはいけないと思います。立派なペルー料理だと思います。ペルーには日本の血を引いている日系の人たちがたくさん暮らしていますが、彼らはペルー人としてのアイデンティティを持っています。同じように彼らによって生まれたニッケイ・フュージョン料理も立派なペルー料理なんですね。なのでペルーにまできてなぜラーメン?なぜ日本料理っぽいもの?なんて思わずに、チャンスがあったらぜひチャレンジしてみてくださいね!

【自然・Shizen Barra Nikkei】

ミラフローレス中央のロータリー、オバロからのびているホセ・パルドという通りを4ブロック。角を曲がってさらに1ブロックと少し行ったところにあります。

住所:Calle General Borgoño 286, Miraflores 15074

営業時間:火〜日曜日、12:30〜16:00、19:00〜22:00

定休日:月曜日

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