2019年はEntelを使うことに
今回はペルーでのSIMカード購入第2弾です。2018年にペルーに滞在した時はClaroのSIMカードを購入し、何の問題もなく利用することができました。2019年の今回もClaroでもよかったのですが、他の会社ってどんなものなのかなと少し気になったのでペルーの通信会社3社のプランを比較してみたうえ、今回はEntel(エンテル)を使うことにしました。
〈ペルー滞在期間:2019年12月15日〜2019年12月31日〉
ちなみに2018年に使っていたClaroのSIMカードをまだ持ってたので、今でも使えるのかどうか確認したところ、当たり前だけどもう使えないとのことでした。ラテンの国って突然ミラクルが起こったりするから「もしや使えたりして」なんて思ったんですがやっぱりダメでした。
EntelのSIMカード情報
私は今回17日間のペルー滞在だったので以下のプランで十分でした。期間中、動画はほとんど見ず普通にネット検索やSNSを利用(投稿も含む)。滞在中、データ容量の追加チャージをすることはありませんでした。
【Entelプリペイドパック】
ペルーのSIMカード3社比較
ペルーでSIMカードを買えるのは主にClaro(クラロ)とEntel(エンテル)、Movistar(モビスター)の3社かなと思います(他にもあるようですがここでは紹介していません)。
3社ともほぼ同じようなプリペイドパッケージを取り扱っているようです。以下、左から「利用可能期間」「データ容量」「値段」「特記」。
〈Claro〉・・・30日間、3GB、35ソル(うち5ソルはカード代)
〈Entel〉・・・ 30日間、3GB、29ソル(オフィスはどこも激混みなイメージ)
〈Movistar〉・・・30日間、3GB、30ソル(電波悪いという情報あり)
どこも似たような感じで価格も970〜1170円ぐらい。利用期間や容量などは変わらないので価格で決めるか、あとは購入の手間や使いやすさといったところでしょうか。
Movistarは電波状態があまりよくないって現地の友人から聞いたことがあったので、今回Entelの人にチラッとこの噂のことを話してみたところ、やはり同じようなこと言ってました。ただEntelに関しても繋がりにくいとの評判もあります(私はとくに不便を感じることはなかったですが)。
Claroは2018年に実際使っててもとても快適に使えてました。カード代5ソルが別にかかるということ、オフィスでの購入手続きが少し面倒だったことがちょっと気になるところ。
Claroでの購入体験は以下の記事でもご紹介しています(便利なスペイン語Tipsもあり)
Entelは価格も一番安く、買うのも簡単なので私のおすすめ。ただ購入場所によって手続きが違ったり(中にはパスポートでは買えないところも)、オフィスにすごい行列ができたりしてて戦意喪失することも。
SIMカードの購入場所
2018年に引き続き、今年もプラササンミゲル(Plaza San Miguel)内で購入。このショッピングモールには3社のオフィスがあり、さらには出店のようなスタンドまであります。
ちなみに空港内にもClaroがあるようですが、価格がすごく高いらしいのでおすすめしてませんでした。
サンミゲルモールをはじめ、大きなショッピングモールでは主要通信会社のオフィスやスタンドをよく見かけます。私は滞在先がヘススマリア地区だったのですが、近くにあったReal Plaza Saravelly(レアルプラササラベリー)というショッピングモールにも3社のオフィスとスタンドが、さらにはモールに併設されているPlazavea(プラサベア)という大型スーパー内にもスタンドがありました。
(Real Plaza Saravelly)
オフィスにはスマホ以外にも固定電話の契約や支払いをしに来てる人も多いため混んでいることが多いです。いつも列ができてる感じがします。そして昼時(13:00〜15:00)はランチタイムで従業員が減るのでさらに待つことも。なのでオフィスへ行くのなら朝一番がおすすめ。
Entelでたらい回しにあってなかなか買えなかった件(ラテンの洗礼を受ける)
この章は購入の様子ですが、グチも入ってますので適当に読み流してください…(´-`).。oO
私はスタンドでも買えるってことをはじめは知らなかったので、最初にEntelオフィスの行列に並びました。
これまたほんっとに要領悪くって。
この行列ってまず初めに番号札をもらう為。ちょっとした質問ですらこの行列に並ばないといけない。店内の込み具合を店員が見ながら、客の要望を聞いて番号札を発行します。
昼時でスタッフが少なかったのか、しかも一人一人の対応が長いというか遅いというか…。この番号札だけで小1時間ぐらい待たされたと思います。
やっと自分の番が来て、プリペイドのSIMカード買いたいって伝えたところ、
「今混みあってるから、ここで買うよりモール内にあるスタンドで買った方が早い」と。
これ聞くためだけに1時間も待ったのかと思うとすでに腹立たしくて仕方ないんですが、メキシコ生活時代に鍛えられたのもあり、こういうのは「ラテンの洗礼」だと思ってすぐに忘れることにしています。
メキシコでの体験談はこちらでもご紹介しています。興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
https://www.perugochi.com/entry/mexico-paco-cumple/
モール内のスタンドへ向かい、SIMカードを買いたいというと、なんと身分証明書がパスポートじゃここでは買えないという。オフィスへ行ってくれと。
なぬーーーー!( ̄^ ̄)
「たった今オフィスに行ってきて、こっちの方が早いだろうから行くようにって言われてきたんだけど」って言ったら、
「うん、でもここではパスポートじゃ買えないよ」
って言われた…。めらめら。出たよラテン。
仕方なく同行してくれてたペルー人の友人がDNIという身分証明書を使って私の代わりに買ってくれることになりました。それで店員がIDを見ながらパソコンにいろいろ情報を入力するのを待ち(これまた長いというか遅いんだな)、ようやっと最終ステップの指紋のスキャン!
スマホのアプリを使って指紋の写真をとって認証みたいなことするんだけど、これがまたなかなか指紋を読みとってくれないんだな!何度スキャンしてもエラー。別の店員のスマホに交換してスキャンしてもエラー!
店員:「指紋が取れないので売れません!」
なんだそりゃ!
「えーー、またあのオフィスの行列に並ばないといけないの?」と言ったところ「Wongにもスタンドあるよ」との回答が。Wongとはモールに併設された大型スーパーマーケットのことです。
結局そこに行ったところ、パスポートでもOKだったし、指紋認証もなくあっという間に買えてしまいました。しかもすごく丁寧な対応で。こうも人によって変わるとは。さすがにラテンの国だなって思うような出来事でした。
ちなみに私の別の友人はReal Plaza Saravelly内のEntelのスタンドで買いましたが、IDチェックと指紋認証ありでも、あっという間に購入できてたみたいです。
SIMカード購入後
カードを購入したらあとは自分のケータイにはめ込んで使えるかどうか確認するだけです。
購入したその場で店員さんの前でやるかもしくは店員さんにやってもらうといいかもしれません。不具合などでるかもしれないし、わからないことがあればすぐに聞けます。
ちなみにChip(SIMカード)は機種によって大きさも違うので、自分のケータイに入ってるカードの大きさをきちんと確認してからカットしてくださいね。
私はSIMフリーのiPhoneを使っていますが、カードを差し込むだけですぐに利用可能になりました。ちなみに日本で別の機種を使ってる友人も同じようにEntelのプリペイドSIMを買ったのですが、カードを差し込んでもすぐに使えてなかったみたいです。原因はよくわからないですが、何かの設定変更が必要だったのかも。
こういった場合にもカードの不具合なのか、設定の問題なのかを確認してもらうためにも、買ったその場でカードを差し込んでみるのをおすすめします。
EntelのSIMカード購入まとめ
いかがでしたか。
長い記事になってしまいましたが、結局のところ海外を旅しながらパソコンを使って仕事をするとか、長い移動には動画がないとムリ!とか特別なことがなければ、使いやすさについてはどこもあまり変わらないのかもしれないですね。
特にこだわらなければ通りすがりに見つけた通信会社で行き当たりばったりでトライしてみるのも旅の思い出になったりするかもしれません。
ちなみに日本へ到着後はそのまま元のカードに差し替えるだけでもとどおりになりました。iPhoneのSIMフリーってほんとこういう時に楽ですね。海外へよく行く人にはおすすめです。
ペルーでの快適なネット環境、そして楽しい滞在を・・・¡Buen Viaje!