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最近、日本でもお店が増えてきて少しづつ注目されてきているペルーの軽食、パンコンチチャロン(Pan con chicharrón)。ペルー風サンドイッチの一種なのですが、ペルーでは国民にとても愛されている代表的な軽食の一つです。今回はそのパンコンチチャロンについて色々と解説しようと思います。

パンコンチチャロンの意味は?

パンコンチチャロンとはスペイン語でチチャロンの挟まったパンという意味ですが、ではチチャロンとは一体どんなものかというと「厚めにカットした豚バラ肉を、肉そのものの油と塩で水分が飛ぶまで茹で、表面をカリカリにして仕上げたお肉」のことを言います。

ペルーのチチャロンの歴史については少し曖昧なところがあるようですが、ヨーロッパ大陸方面(特に言われているのはスペイン)からペルーに渡ってきた移民によって持ち込まれた調理法だと言われているようです。

ちなみにパンは日本語でも同じようにいうパンのことですが、コン(con)というのは英語で言うwithにあたる言葉で、料理などでもよく使われているスペイン語の関係代名詞です。

パンコンチチャロンの具は何が挟まってるの?

パンコンチチャロンには、パンの中にチチャロンとペルー風玉ねぎマリネのサルサクリオージャ(Salsa criolla)、そしてサツマイモフライが挟まっているのが一般的。本場ペルーではカモテ(Camote)という甘い味のする芋を使用していますが、サツマイモにとても似ているので日本ではカモテの代わりにサツマイモが代用することが可能です。

パンは日本だとバーガー用のパンだったりベーグルだったり、食感もフワフワ、もちもちなど様々ですが、ペルーではフランスパンを使用。フランスパンといってもペルー独自のもので、表面はカリッとしていて(けっこう硬め)中はパサっとしていたりもちもちしていたり。形もバーガーのバンズのようにまるっとしています。

↓サルサクリオージャのレシピはこちらでも紹介しています↓

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パンコンチチャロンってどんな味?

チチャロンの塩っぽさと酸味の効いた玉ねぎ、サツマイモの甘みが三位一体となった味です。ソースは唐辛子を使った少し辛めのものや、ハーブでできたマイルドなソースなど様々。

それぞれの具も手の込んでいるものですが、ペルーのソース類もたくさんの食材や調味料が混ぜ合わさったものがほとんどで、レシピを知れば知るほどペルーという国がいかに食材の豊富なグルメな国であるかがわかってきます。

Pan con chicharron(KIO)

(ペルーのチチャロンサンド屋さんKIOにて、まんまるパンにお肉たっぷり!)

パンコンチチャロンの食べれるお店(東京編)

ペルー料理屋さんへ行くとメニューの中に入っていたりすることもありますが、東京にはペルーサンドイッチ専門のお店もありますのでここでご紹介しようと思います。

【RANITOS(ラニートス )・新宿】

Raniros外観

新宿の歌舞伎町にあるペルーサンドの専門店RANITOS。サンドイッチの種類はチチャロンの他にロモという牛肉ステーキの挟まったものと、エスカベチェというサバのフライが挟まったものの3種類。セットにはフライドポテト付きでどれも1000円前後。

【KHUCHI(クチ )・原宿】

人気メニューのパンコンチチャロン2

原宿エリアにあるKHUCHIは、ペルー料理店bépocah(ベポカ)が週に3日、ランチタイムのみ営業しているお店。ペルーサンドはパンコンチチャロンの他にチキンサンドや白身魚フライのサンドイッチなど全3種類。セットにはサラダとポテトフライがついていて、どれも1000円前後。営業時間は月〜土の12:00〜15:00。

パンコンチチャロンの食べれるお店(リマ編)

パンコンチチャロンを自宅で作ろうと思うと、お肉を茹であげ、野菜をカットしてマリネしたり揚げたりとけっこう大変なステップです。それなら外食しちゃおうっていう人たちが多いのも自然なことで、ペルーにはチチャロンサンド屋さんが町のいたるところにあります。

中でもよく見かけるのがラルチャ(La Lucha Sanguchería Criolla)というパンコンチチャロンの専門店。チェーン店なのでショッピングモールや空港などどこでも見かけると思います。

Laluchaの外観

ラルチャは観光客にも大人気で、住宅街などにある庶民的なチチャロンサンド屋さんに比べると少し高めのお値段。私もここで食べましたが、少ししょっぱいかなという感じがしたけども全体的にはとても美味しかったです。ポテトもホクホクでしたよ!

Laluchaのセット

ペルーへ旅行した時に思い出したら立ち寄ってみてはいかかが?

あと私が個人的に気に入っている庶民的なチチャロンサンドのお店がTeo's(テオス)というところです。ミラフローレスからは少し離れたマグダレナという地区にあります。旅行だとなかなかこんな場所までは行かないかと思うので、ペルーに長期滞在していたり時間に余裕があって庶民的な雰囲気を味わってみたいっていう人にはぜひオススメです!

いかがでしたか。今回はペルーで人気のパンコンチチャロンについて色々とまとめてみました。ペルー料理は種類がとても多くて美味しい料理がたくさんあります。日本でもペルー料理屋さんで色々と味わうことができるので、機会があればチャレンジしてみてほしいです。新しい料理に出会えること間違いなしです!

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