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今回は私の好きなクンビアという音楽について、メキシコ生活時代のエピソードとともに書いてみようと思います。

私のメキシコシティ遊学生活

私が初めてメキシコで語学学校に通ったのは2007年のことでした。

日本で社会人してたけど辞めて行きました。それがもう14年前!毎度ふり返ると恐ろしくなる年月ですが、この当時スクールで知り合った日本人の友人とは年月が経った今でもメキシコ会という名の集まりをやったり、ラテンという繋がりを持つ仲間として交流が続いているので、仕事辞めてまで行った価値はそこそこにあったと思います。

私のメキシコ生活はじめの1年はメキシコシティに住んでいました(残りはアグアスカリエンテス、レオンにそれぞれ2年)。シティでは時間をかけてゆっくりとスペイン語学校に通い、週末はexcurciónやfiestaなどをしたりしていたので、30を過ぎた(元)社会人がこんなにプラプラしてていいものだろうかと、ちょっとばかり罪悪感を感じながらもシティ生活を謳歌していました。

街を歩いているだけで大好きなラテン音楽が耳に入ってくる!

そんなメキシコシティ遊学生活の中ではじめの頃すごく興奮したのが、日本では自分で聴くか、わざわざクラブやレストラン等に行かないと耳にすることができなかったラテン音楽が、街を歩いているだけで耳に入ってきたこと。バスやメトロ、タクシーの中や、駅前にごちゃごちゃと戯れている屋台、飲食店、市場、そしてディスコテカ。どこに行ってもイヤというほどに聞こえてくるラテンミュージック!

写真:当時の最寄駅でもあったmetroチャプルテペック駅を地上に上がると、タコス屋さんとガラクタ?(失礼)を売る屋台が密集していて、いつもサルサやクンビア、バンダ(北部の音楽)などが流れていた。

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メキシコ人に驚かれた日本人のフィエスタ!

私にとっては天国のようでしたが、ラテン音楽にそんなに興味ない人は多分なんとも思わないことかもしれないです。とはいえ、やっぱりラテンの国に来たんだし、こっちにいる間にサルサダンスを覚えたい!という日本人仲間が私の周りにはすごく多かったです。

そういう人たちに声をかけて週末によくクラブ(一般的にはディスコテカというのだけど、メキシコではアントロとも言われていた)へ踊りに行ったり、学生仲間同士で毎週末のようにパーティを開いて、そこで私が音楽をかけてみんなで踊ることもよくありました。この頃の私たち日本人のはしゃぎっぷりは(フィエスタにはいつも20人近く集まり、多い時には50~60人来たことも!翌日の部屋の掃除は地獄だったのはいうまでもありません・・・)、フィエスタに来ていたメキシコ人ですら「日本人ってこんなに楽しいヤツらだったのか!勤勉なイメージしかなかった」と言って感動?(ドン引きだったかも)すらしてくれたほどでした。

写真:フィエスタに来てくれた語学学校の先生(男)が作ってくれたチレレジェノ(大きな唐辛子の中に、味付けした挽肉やチーズなどを詰め込んだ料理)。すでに飲み始めていたせいかボヤけまくりの写真。

メキシコ人だってサルサを習っている?!

私は日本でサルサを習っていたことがあったので一応サルサは踊れるんですが、個人的にはサルサよりもクンビアが大好きです。聞くのも踊るのも。ちなみにクンビアは習ったことありません。

メキシコでディスコテカへ行くと、それまで踊らずに席に座っていた人たちも、クンビアがかかると途端に席を立ってみんな楽しそうに踊り出すのが印象的でした。

私、メキシコではみんな当たり前のようにサルサを踊るのかと思っていました(そう思っている人も多いかと思います)。でもみんな踊ることは踊るけど、ちょっと違うんですよね。踊り方が。

私が日本で習っていたサルサというのはいわゆるカッシーノと言われるキューバンサルサだったり、時に相手に合わせてOn1とかOn2とかいうやつだったり(キューバン以外は実はよく知らない・・・)。

どちらにせよこういうのってやっぱり習わないと踊れない。それはメキシコでも同様だったのです。メキシコでもサルサを踊れる人はちゃんと習っているんです。「あっ、この人のサルサ一緒に踊りやすい」って思う人は大抵サルサが好きで習っている人だったり、超絶リズム感のある人(習わなくても感覚で踊れちゃう人)、あるいはマエストロ(インストラクター)であったり。

そうじゃない多くの人達が踊っているのは何かというと、実は音楽に合わせて体をリズムに委ね、時にクルっと回ったりしているだけなんです。その動きを心地よく合わせられるのがクンビア。実はクンビアを踊るってリズムさえ掴めばとても簡単なんです。

日本人からみるとサルサもクンビアも同じ音楽に聞こえて、踊りも一緒に見えちゃうと思うんですよね。日本ではラテンの国のダンス=サルサというイメージが強く、クンビアという音楽はほとんど知られていない。だから「サルサだけでも精一杯なのにクンビア踊るなんてとてもじゃない」って人が私の周りにもよくいました。

でもそんなことないので、もしラテンの国へ行った思い出としてダンスを踊れるようになりたいって思っているのならば、ぜひ私はクンビアから踊ってみることをオススメしたいところです。サルサは日本でもレベル高いのが習えますからね。

この曲、知らないメキシコ人はきっといないはず

というわけでここでクンビアの曲をご紹介。メキシコの街なかでも、よく耳にしていたクンビアの曲はけっこうあったので、本当ならばいくつか紹介したいところですが、ここでは2曲紹介したいと思います。この曲はメキシコ人ならきっと誰でも知ってるはず。

この曲のイントロが流れた瞬間、あーーーーーメキシコ!って感じがするのは私だけでしょうか。

セクシーな女性の目のやり場に困ります・・・?!
超セクシーでカッコいいラテン女性と(紙一重で下品にも見えてしまう・・・ゴメンなさい・・)、ドリフターズのババンババンバンバン♪を思い出させるようなスーツを着た男性たちのダンスがお決まりのクンビアの映像でした。

どうでしょうか?サルサの軽快なリズムより、ズッチャズッチャって感じの単純なリズムのクンビアの方が踊りやすそうじゃないですか?

見出しの写真:シティ生活で最もよく待ち合わせの場所として利用していたインスルヘンテス駅

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