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タコスというとカジュアルに飲みたい時のお供といった感じですが、最近では具の種類も豊富で、本格的なメキシコのタコスをしっかり食事として食べれるようなお店も増えてきた気がします。今回はそのようなお店の一つである、三軒茶屋にあるメキシコ料理店をご紹介しようと思います。

アットホームなお店でメキシコ本格料理

三軒茶屋駅から5分ほど歩いたところに、Tacos mi Casa(タコス ミカーサ)というこじんまりとしたメキシコ料理店があります。ミカーサとはスペイン語で「私の家」という意味で、その名の通り自分の家にいるかのようなアットホームなお店。

お店のオーナーはメキシコに住んでいた経験があり、元ボクサーという経歴の持ち主。メキシコ時代から飲食関連の仕事に携わり、日本へ帰国後もメキシコ料理レストランでの修行を重ねるなど、メキシコ街道をしっかりと歩んできているかたです。そんな気さくでフレンドリーなオーナー自らが、秘伝の味付けの10種類のタコスを作っています。

暑い夏でもどんどん食べれる牛肉の冷製マリネタコス

タコス・サルピコン(Salpicón de Res)・・・450円

サルピコンというのは牛肉の冷製マリネのことをいうんだそうです。私は以前メキシコに住んでいたことがあるのですが、グリル系のタコスばかり食べていたので実は日本で初めてこのサルピコンを食べました。ビネガー味でさっぱりとしているので、お肉が入っていてもサラダのような感覚で食べれます。

こんなに美味しいタコスがあったのかと驚いてしまいましたが、このサルピコンに限らず、ミカーサのタコスメニューには10種類ものこだわりの味付けされた具のタコスが揃っているんですよ!

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ヘルシーなサラダ系タコス

タコス・ギサードス(Guisados)

私がさっぱりしたものを好むのを知ったオーナーが、メニューの中にあるメキシカンポテトサラダ(Papa con Rajas)をトルティーヤに乗せてこっそり出してくれたポテサラタコス。このサラダには酢漬けにした唐辛子が混ぜ込まれているんですが、辛さはかなり控えめです。

メキシコ時代は、タコスといえば油でギトギトのホットで辛いヤツ!と思って頑張ってグリル系のタコスばかり食べていたので、小さいものでもいつも1個か2個が限界でした。でもこんなにさっぱりしたサラダ系タコスなら栄養も取れそうだし、ご飯としてしっかりと食べれそうです。

肉系タコスは煮込みがメイン

私が個人的にさっぱり系を好むので、サラダタコスばかりの紹介になってしまいましたが、もちろんお肉のタコスもあります!ミカーサのタコスはグリル系というよりも、お肉を長時間煮込んで、しっかりと味付けされたギサードという具のタコスがメインです。どんなものがあるかというと、

  • カルニータ(Carnita・豚肉のオレンジ煮)・・・400円
  • ティンガデポヨ(Tinga de Pollo・鶏むね肉のトマト煮)・・・400円
  • ティンガデレス(Tinga de Res・牛肉のトマト煮)・・・450円

などがあり、これらの定番メニューがお店でも人気だそうです。豚肉、牛肉、そして鶏肉の3種類がしっかりと揃っていて、しかもこのお手頃なお値段!

初めてでどんなタコスを頼めばいいか迷ってしまっても「本日のタコス(3種類)1,100円」というのがメニューにあるので、そこからスタートしてみるのも良いと思います!

そしてミカーサのタコスは無科学調味料で作られているところもポイントです。ヘルシーな上にオーガニックなところもいいですね。女性の方にもたくさん食べてみてほしいです。どれを選んでも家庭的な味のするタコスは本場メキシコ生まれの人でも美味しいと太鼓判を押しているほどなんですよ。

お酒もつい進んでしまうメキシカンタパス!

タパスというとスペイン料理のイメージですが、ミカーサにはメキシコ風のタパスも揃っていて、豊富な種類のメキシコビールやテキーラなどと合わせてチャレンジしてみなくなります!ピリ辛系のタパスもまた絶品。

ナチョスはメキシカン料理の代表的な温かいつまみですが、ここのナチョスは食べ出したら止まらないです!トルティーヤチップス(メキシコではトトポスと言われています)は自家製で、サルサなどの味付けなしで素で食べても美味しいほどの上質なもの。食感といい香ばしさといい、他のメキシコ料理店でもなかなか出会えない自慢の美味しさ。そのトトポスにチーズやメキシカンサルサ、フリホーレス(豆を煮込んだもの)を載せてオーブンでしっかりと焼き上げています。本当にこれ、ビールに合います。

こちらはモジェテス(Molletes)というおつまみ。パンの上にワカモレ(アボガドのディップ)やチーズ、メキシカンサルサをトッピングしてオーブンで焼いたもの。先程のナチョスにもちょっと似ていますね。こちらは辛味よりもパクチーの香ばしさが加わっている感じです。パンを使っているのでけっこうお腹にたまりますよ。

ミカーサのタパスの価格はどれも500円前後。味も美味しいし食べ応えもあるので大満足すること間違いなしです!

プレート料理でしっかりと食事もできる

ミカーサにはお酒やつまみがたくさん揃っているので居酒屋のような雰囲気もありますが、しっかりと食事をすることもできます。

モレ(鶏モモのチョコレート煮)

実はメキシコ料理にはユネスコの無形文化遺産になっているものがあります。それがこちらの伝統料理、モレというもの。知る人ぞ知る料理の一つで、チョコレートや唐辛子で煮込んだソースのかかったお肉料理。なかなか手強い味を想像してしまいますが、チョコレートや唐辛子だけでなく、様々な調味料をふんだんに使っている奥の深い料理なんです。手作りのモレを食べれるお店もなかなかないと思うので気になる方はぜひお試しあれ。

そしてメキシコでは定番のグリル料理アラチェラ(Arrachera)。これは牛ハラミ肉を焼いたもので、メキシコではこのお肉を味付きのライスなどと一緒にトルティーヤに巻いて食べます。もちろんプレート料理としてこのままでも食べれますが、本場風にトルティーヤに巻いて食べるのもおすすめです(ミカーサでもトルティーヤ付きです!)。

タコス ミカーサ(Tacos mi Casa)のお店情報

日曜日はカップルや家族連れのお客さんがよく訪れているそうですが、平日や週末の夜などはお一人様や常連客なども多いそうです。近所に住んでいる常連さんが遅い時間からやってくるような居酒屋的な雰囲気もあるいっぽう、メキシコに行ったことのあるメキシコ通などにも人気のあるお店。メキシコに興味のある方は、メキシコ生活経験のあるオーナーともいろいろお話ししてみるときっと楽しいひと時が過ごせると思いますよ。

【タコス・ミカーサ Tacos mi Casa】

場所:〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2丁目8

営業時間:17:00-20:00(火、水曜定休)

電話番号:03-6804-0433

タコス ミカーサは2021年8月30日に日比谷フォートタワー、日比バル内に2号店をオープンします!

 

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